Adobe系ソフトをメインに、HP制作からe-book作成まで!Adobe系ソフトを主体としたオペレーションを基礎に、各種印刷物やHP、e-book等の企画・制作活動を行っています。
組版のデジタル化が一般化した現在、DTP部門の仕事は、たんに「紙に印刷するためのデータを加工すること」
ではすまされなくなっています。せっかくデジタル化されたものを紙に定着させるだけでは、
作業工程が変っただけで、結果はアナログ時代と同じだからです。 ★≪ワンソースマルチユース≫が理想でも、実際の仕事は気の遠くなるような手作業であることに変わりはありません。 しかし、そこに一工夫加えて一歩でも理想に近づくように努力することは可能です。 例えば ●書籍を印刷すると同時に、検索機能付の電子媒体としてもWeb掲載またはCD配布したい 元データはサーバの登録画面からエクセル形式でダウンロード。 これを一元活用して印刷用原稿の整理、CD配布用の検索キーを作成・分類。エクセル上にJava Scriptを直接書き込んで検索・表示命令を確定、最終的にはhtmlで全体を統合。 検索結果として表示される画面には、レイアウトを重視してInDesignから 書き出した印刷用PDFをトリミングして流用。書籍(紙)にCDを付けて配布。 (登録データが途中で変更されて大混乱したが、ワークフローとしては効率的にできた。 シンポジウム関連の仕事に応用可能)。 ●どうしてもWORDで完結したい…… WORD支給データをInDesign(印刷用編集ソフト)に取り込んでレイアウトするのではなく、 どうしてもWORDのまま完結し、自分でもつねにリバイスできるようにしておきたい、 しかも正確なレイアウトで印刷もしたいという要望。WORDのレイアウトは極端に不安定なため、 複数の環境でファイルのやり取りをすると確実におかしくなる。そこでWORDの「書式とスタイル」 の機能を使い、スタイル設定過程をマクロで記録し、 必要なものだけをメニューバーに表示させるテンプレートを作った。 セクション区切りにだけ注意すれば、誰が編集しても同じ形になり、 おかしくなっても適切なスタイルを再度当てはめればすぐに修復できるようになった。 (事前に調整しておけばInDesignにもWORDのスタイルを効率的に取り込めることがわかったのが副産物) ●複雑なレイアウトを保ったままWeb掲載したい 紙媒体用に作ったフリーレイアウトをhtmlで忠実に再現するのは困難だが、
あまりコストをかけずに実現したいという要望。フラッシュ型のe-bookで解決。
印刷用データからPDFを書き出し、しおり設定をするだけで元ファイルを準備できるため、
再度htmlで制御する手間が省ける。全文検索機能や付箋メモ機能も生きている。 |